恐竜スクエア

ティラノサウルス

ティラノサウルス

ティラノサウルスは、約6,800万 - 約6,600万年前の北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜。大型獣脚類の1属である。

最大全長は約13メートル、最大体重は約9トンと、現在まで報告されている獣脚類の中で史上最大級の体格を誇る種の一つに数えられており、中生代最後の地質区分とされるマーストリヒチアン最末期の約200万年間にかけて北米ララミディア大陸に生息していた。そしてK-Pg境界を境に絶滅している。

非常に名高く、最も有名な恐竜とされ、『ジュラシック・パーク』等の恐竜をテーマにした各種の創作作品において頻繁に登場する。また、恐竜時代終焉の象徴として滅びの代名詞にも度々引用される。

その名前は、古代ギリシア語の「暴君」「とかげ」の合成語で、「暴君とかげ」や「暴君竜」といった意味になる。
(出典:Wikipediaより/写真:ScottRobertAnselmo)

トリケラトプス

トリケラトプス

トリケラトプスは、中生代後期白亜紀の、現在の北米大陸に生息した植物食恐竜の一属。既知の非鳥類型恐竜の最後の属の一つで、6,600万年前のK/Pg絶滅イベントで絶滅した。トリケラトプスという名は「三本の角を持つ顔」を意味し、古代ギリシャ語の「三つ」「角」「顔」に由来している。

典型的なケラトプス類として、最も人気のある恐竜の一つであり、映画や切手など多くのメディアに登場している。口先は鳥類のくちばしのように尖っている。頭骨には大きな骨質のフリルと3本の角がある。また、全長9メートル、体重12トンという最大級の角竜でもあった。この動物は被食者だったと考えられている。

フリルと3本の特徴的な角の機能については長い間議論の的となってきた。伝統的には、これらは捕食者から身を守るための武器と考えられてきた。最近の解釈では、これらの特徴は現代の偶蹄類の角と同様に、主に種内競争のために使われていた可能性が高いと考えられている。
(出典:Wikipediaより/写真:Daderot)

スピノサウルス

スピノサウルス

スピノサウルスは、後期白亜紀セノマニアン期のアフリカ大陸に生息していたスピノサウルス科の恐竜の属。化石はエジプト・ニジェール・モロッコのほか、リビアなど北アフリカで産出している。推定全長は約10~18メートル、推定体重は約6~9トン。

ワニに類似する細長い吻部や、表面に縦皺の走る円錐形の歯、頭頂部の小型の鶏冠、高さ2メートル近くに達する椎骨の神経棘が特徴に挙げられる。細長い吻部は水の抵抗の軽減、円錐形の歯は魚食性への適応と見られ、主に魚を食べていたと考えられている。
(出典:Wikipediaより/写真:Mariolanzas)

プテラノドン

プテラノドン

プテラノドンは、中生代白亜紀後期に生息していた翼竜の一種。

翼指竜亜目- オルニトケイルス上科- プテラノドン科に分類するのが一般的だが、オルニトケイルス上科をオルニトケイルス亜目として翼指竜亜目と区別する説もある。

多くの化石は北アメリカのカンザス州、アラバマ州、ネブラスカ州、ワイオミング州、サウスダコタ州で発見される。日本の北海道でも断片が見つかっていることから、本属または近縁種は広範囲に分布していたと推測されている。

恐竜、翼竜をテーマにした小説や漫画、映画などによく登場しており、一般に最もよく知られている翼竜の一つであり、代表的かつ象徴的な存在である。
(出典:Wikipediaより/写真:Matt Martyniuk)

ヴェロキラプトル

ヴェロキラプトル

ヴェロキラプトルは、約8,300万 - 約7,000万年前(中生代白亜紀後期)の東アジアにあった大陸に生息していた小型肉食恐竜。獣脚類に属す。化石はモンゴル、中国、ロシア東部から、V. mongoliensis とV. osmolskae の2種が発見されている。当時これらの地域は中央アジア以西とは切り離された大陸の一部であった。

体型はほっそりとしており、頭蓋骨は大きい。際立った特徴として後肢に大きな鉤爪を具える。羽毛恐竜であったと考えられる。
(出典:Wikipediaより/写真:Eduard Solà Vázquez)

アウカサウルス

アウカサウルス

アウカサウルスは、白亜紀後期のアルゼンチンに生息していた肉食恐竜である。ゴンドワナ大陸にもっとも特徴的な肉食恐竜であるアベリサウルス科に属している。

非常に小さな前肢が特徴であり、その化石は竜脚類の大きな営巣地と同じ産地から見つかった。竜脚類の卵の化石を含む地層からも、本種の歯の化石が多く産出している。そのため、竜脚類の営巣地を襲って卵や孵化直後の幼体を食べていたと思われ、生態系においては竜脚類の個体数をコントロールする役目を果たしていたと推測できる。しかし、卵や孵化直後の幼体は繁殖期にしか入手できない餌であるため、普段は別の獲物を餌として食べていたと考えられる。
(出典:Wikipediaより/写真:LadyofHats)

アルゼンチノサウルス

アルゼンチノサウルス

アルゼンチノサウルスは、約9,620万 - 約9,219万年前の南アメリカ大陸に棲息していた草食恐竜の一種。

アルゼンチンのネウケン州で骨格化石の一部が発見された。竜脚類であり、骨の仕組みや太く大きな胴体など、ジュラ紀のブラキオサウルスやアパトサウルスなどに似ているが、それらが絶滅した遥かのちに出現した。

全長は約30 - 36メートル、体重は約80 - 100トン以上あったと見積もられており、地上棲の動物としては史上最大級と推定されている。
(出典:Wikipediaより/写真:Nobu Tamura)

ギガノトサウルス

ギガノトサウルス

ギガノトサウルスは、非鳥類型獣脚類に属する大型の恐竜の属。カルノサウルス類のうち、カルカロドントサウルス科に属する。全長は約13メートルと推定されている。グレゴリー・ポールは推定体重を7 - 8トンとし、カルカロドントサウルス科の頭骨が過剰に長く復元されていると指摘しつつ、本属がスピノサウルスに匹敵する最大級の獣脚類であると認めている。

化石はアルゼンチン西部に分布する上部白亜系下部セノマニアン階のカンデレロス層から産出している。同国のパタゴニアからはギガノトサウルスのボーンベッドが報告されている。この成因として彼らが社会性を持って群れをなしていた、あるいは一時的な集団を形成して狩りを行っていたなど、複数の解釈が可能である。

当時の生息環境は短い雨季のある半乾燥気候の森林や氾濫原であったと考えられ、アンデサウルスなどの竜脚類を捕食していたと推測されている。長く太いティラノサウルスの歯が骨の破砕に適していた一方、ギガノトサウルスの歯は短剣に類似している。本属は生きた獲物の肉を切り裂いて出血させる方法に長けていた。
(出典:Wikipediaより/写真:Sukram-C)

リオプレウロドン

リオプレウロドン

リオプレウロドンは、首長竜目プリオサウルス科に属する爬虫類の属。主に後期ジュラ紀の海に生息しており、化石はイギリス・フランス・ドイツ・ロシアから産出する。全長12メートルに達する最大級の首長竜であり、首自体は短いものの巨大な頭部を有する。

1999年にBBCのテレビシリーズ『ウォーキングwithダイナソー〜驚異の恐竜王国』に登場し、その際には全長25メートルの捕食動物として描写され、海だけでなく陸をも襲う圧倒的な凶暴さと強大さで一時的に多くの恐竜ファンを虜にした。

頭骨の研究では、外鼻孔で水中を漂う特定の匂いの原因を突き止められたのではないかと考えられている。BBCもこの仮説を採用し、また視力も高かったとしている。遠方から臭いを探知し、発見した獲物に急激に加速しながら接近して強靭な顎で仕留める捕食動物として、リオプレウロドンを描写している。
(出典:Wikipediaより/写真:DiBgd)

ブラキオサウルス

ブラキオサウルス

ブラキオサウルスは、約1億5,400万 - 約1億5,300万年前にローラシア大陸西部およびゴンドワナ大陸の一部に分布していた竜盤目ブラキオサウルス科に分類される属。化石は、当時ローラシア大陸西部地域の一角であった現在のアメリカ合衆国や、当時ゴンドワナ大陸南部地域の一角であった現在のアフリカ大陸はタンザニアにある、中生代ジュラ紀後期および白亜紀前期の地層から発掘されている。

体長(全長)は約25m、体高(頭頂高)は約16mに及び、近年まで最も背の高い恐竜とされていた。かつては「体重は80t(以上)と最も重い恐竜であり、その体重を支えるために池や湖など水の中で暮らした」と推測されたこともあったが、横隔膜を持っていなかったため水圧で肺が押し潰され、呼吸ができなくなるということが判明し、この説は否定された。竜脚類等の大型恐竜には鳥類がそなえるのと同じように気嚢によって体を軽くする仕組みがあったと考えられ、現在では23t程度という説もあり、大きく見積もっても50t程と推定されている。
(出典:Wikipediaより/写真:AStrangerintheAlps)